第15話 看護師を目指したきっかけ

わたしのこと

息子は復学した。
物が少なくガランとした部屋で、昼間はひとり。
夫は「生活に慣れるまで働かなくていいよ」と言ってくれていた。

そんなふうに少し気持ちに余裕を持てたのも、
看護師資格のおかげだ。

⛄️きっかけは、29歳の冬

それは忘れもしない、29歳の12月のこと。
当時、私は医師事務作業補助者として病院の外来で勤務していた。

休日、夫とドライブ中に私は言った。

👩「あのさー、ずっと思ってたんやけどさ、看護師とかなったら? 向いてるんちゃう?」

その頃、夫は仕事がキツく、メンタルがやられそうになっていた。

👨「いや、俺も思ってたんやけど、逆になったら?
俺、転勤族やし、看護師なったら仕事も安心ちゃう?」

👩「え?わたしが?? 無理ムリムリ! 他人の世話とか絶対ムリ! オムツ交換なんて絶対できへん!」

👨「できるって。オレの方が潔癖やし向いてない。調べてみたら?」

まさかのブーメランに驚きながら、助手席でスマホ検索。
「看護師 どうやってなる」で検索。

看護学校に行かないとなれないらしい。(当たり前!)
調べてみると来年度入学分の願書はほぼ締め切り。
ただ、唯一、1校だけがあと数日で締め切りだった。

へぇ、そうか。以上!
(まさかその数日後に願書を出すなんて、この時は夢にも思わなかった)

💉ベテランナースのひとこと💊

翌日、一緒に働いていたベテランナース(歴40年超!)に一連の話をした。

👩「どう思う?」と聞くと、

🧑‍⚕️「そら、なったらええわ。旦那さんも協力してくれはんねやろ? ええと思う」

まさかの大賛成。これまた驚いた。

👩「えーでもオムツ交換とかできへんし(←1番ムリと思ってたからしつこい)
看護師って、仕事はどう?」

🧑‍⚕️「オムツ交換なんてな、素手じゃないねん。
手袋とエプロンしてやるから、そんなん誰でもできる。
看護師はええでー、こんな面白い仕事はない!」

意外だった。
医療以外の仕事にも携わってきたが、
自分の仕事を「面白い」とサラッと言う人は初めてだった。

🧐まさかのトントン拍子

👩「じゃあ、今年はもう1校しか願書受け付けてないし、来年考えてみよっかな」
と社交辞令的に答えると、

🧑‍⚕️「あんた、もうすぐ30歳やろ?(あと数日で30歳だった)
もう今年受け! 早い方がいいに決まってる」

👩「いや、準備してないし、勉強だってしてないし…」

🧑‍⚕️「大丈夫や」

謎の「大丈夫」に乗せられ、そして30歳間近と焦らされ、
願書締め切り数日前に看護学校受験が決まった。

社会人入試だったので、国語と英語と面接だけ。
特に対策もせず、ぬるっと受かってしまった。

寝耳に水の報告☎️

両親は海外旅行中で、夫との何気ない会話から1ヶ月も経たないうちの出来事だったので、
合格してから伝えた。

👩「看護学校受かってん。4月から通うねん」

👵「え?どういうこと? 看護学校って? 看護師さんになるの? なんで?」と母。

経緯を話したが、寝耳に水すぎて「おめでとう」もなく、ただただ驚かせてしまったようだ。

後日、また母から電話があった。

👵「よく分かってなかってんけど、看護師さんになるってことやんな?」

うちの家系は医療職が誰ひとりいない。
だからこそ余計にピンとこなかったのだろう。

そして新しい道へ

無理もない。
私だって、まだ現実味はない。

でも、まあ、なんとかなるやろ!
と、かるーいノリで看護学校入学が決定した。

そんな気持ちで目指すべきではなかったと、入学初日に思い知らされたが…😅

まるる

👉次回 第16話 30歳、看護学校1年生

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