第21話 看護師になるのをやめかけた

わたしのこと

病院実習を通して、私は「看護師になるのやめよう」と思った。
(とりあえず国試受けて、資格だけ取ろう…って感じ)

今ならそんなこと思わないけど、当時は「病気にかかってる人に、看護師は何ができるん?」って本気で思ってた。
結局、治すのは手術とか薬やん?って。

それに、病院実習で女の世界こわっ…って思ったのも大きかった。

だから卒業年度の3年になっても就活せず。
奨学金をもらってないのを良いことに、現実逃避まっしぐら。

勉強だけは頑張ってたから、担任には「ICU向いてると思う」って言われたり、
他の先生にも「循環器どう?」って言われたり。
みんなバリバリ働く私を期待してたけど、私は「働きたくない」。

12月の最後の実習になっても、就職先が決まってないのは私だけ。
ほぼ話したことない先生からも「どうするの?」って聞かれて、
余計に働きたくなくなるという負のループ。笑

最後の実習で出会った言葉💐

そんな私に、最後の実習で担当の先生が言った。

「あんたは訪問看護とかがいいと思うわ。
家族の気持ちに寄り添って、一緒に笑ったり泣いたりするの、向いてるんちゃう?
そのために、とりあえず3年働いてみ?」

他の先生と真逆の言葉。
バリバリ急性期を勧められるより、なんかスッと入ってきた。

「そうか、悪くないな」
どうせ働くなら、元気になって退院していく人が多い病院にしよ。

内定✨

最後の実習は夜勤(といっても21時ごろまで)が1回あった。
「夜勤イヤやな~。帰り暗いんやろな~」と思いながら、
バス停で「 回復する 病院 」って検索。

一番上に出た病院をクリックして、リクルートセンターに
「見学したいです」ってメール送信。

すると即、折り返し電話。
「もう12月ですよ。見学とか言ってる場合じゃないです。就職したいって意思見せないと!」

……なんか怒られた。笑

数日後、学校が休みの日に見学へ。
病院案内の後、看護部長とトーク。

「なんでうちに就職したいと思ったの?」

準備ゼロの私は、
「なんか、友達が部長さんのこといい人って言ってて」
(これほんと。同期が病院事務してて、部長と顔見知りだった)

でも、動機よっわ!笑
子どもの発表か!ってレベル。

「うちは一般病棟とリハビリ病棟、オペ室もあるけど希望ある?」
「うーん、よくわからないんで、お任せします」

ほんま我ながらなんてやつ。

病院の雰囲気は悪くなかった。
そのあと理事長や事務の人も加わって5対1の面接。

普通は緊張する場面だけど、意気込んでない私はゆる~~く受けて、
ぬるっと内定。

看護学校の入試よりぬるかった。

奨学金もないし、「辞めたくなったら辞めよ」くらいのノリで入職。
同期は一人、また一人とやめていく中、結局私は7年間お世話になったのだった。

まるる

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