第16話 30歳、看護学校1年生🎒

わたしのこと

30歳の4月、看護学校に入学した。
大学を卒業して、また学校に通うことになるなんて全く想像してなかった。
人生ってほんと、わからんもんだ。

若い子ばっかりやったらどうしよう…と思ったけど、
意外と私より年上の人も多くて、少し安心した。

あとで知ったのは、私の同期は現役生(高校卒業したて)と社会人が半々という、なかなか珍しい割合だったこと。
たいていは現役生の方がかなり多いらしい。


🩺 入学早々、現実を突きつけられる

入学してすぐ、教員から“かまされ”た。

「看護師という仕事はチームで行うもの。学生といえど、家庭の事情で簡単に休んでもらったら困ります」

「オリエンテーションも授業も欠席したら自己責任。自分でなんとかしなさい」

「専門学校は大学と違います。職業訓練校です。卒業後すぐ働けるよう、実践的な技術を身につけてもらいます」

……などなど。
「入学おめでとう!」とは言われたけれど、歓迎ムードとは程遠い雰囲気😅

看護学校の教員は、現役生ばかり相手にしてきたからか、
はたまた看護の世界しか知らないからか(私の偏見もすごい笑)、
融通の利かない“ガチガチ”な人が多かった。

当然、社会人経験のある学生からすると
「そんな理屈ある?」と思うようなことも多く、反発が起きるのは日常茶飯事だった。


🎒 息子の入学式に行けなかった

ちょうどその頃、息子は小学校に入学。
でも、私は看護学校が始まったばかりで、とても入学式に行ける雰囲気ではなかった。

同じ年の子どもを持つ同期がいて、二人して入学式を諦めた。
あのときは胸が痛かったな。


💬 今の看護学校はずいぶん変わったらしい

ちなみにこれは10年以上前の話。
卒業後に共通の趣味で仲良くなった現役の看護教員に聞いたところ、今はだいぶ違うそうで。

「今はそんなんじゃないで〜。
病院実習以外は髪も金髪OK、化粧もバッチリやし。
よっぽどじゃないと単位も落とさへん。
時代や、時代〜。」

ほんま、時代は変わるもんやなぁと思った。


📚 授業と実技の毎日

授業は朝から夕方まで、まるで高校みたいなスケジュール。
内容は、解剖生理学、薬学、基礎看護学、医療英語などなど。

シラバスには「大学で履修済みの一般科目は免除可能」と書かれていたので、
社会人学生たちはすかさず主任に申請!
最初は「前例がない」と突っぱねられたけど、粘り強く交渉した結果、折れてくれた。

私も、体育と衣生活・住生活学の免除を受けることができた。


👩‍⚕️ 厳しすぎる学内演習

座学だけじゃなく、実技の授業もあった。
当時はとにかく厳しくて、少しでも準備が足りないと即退室。

チャイムが鳴るまでに実習服に着替えて、出席番号順に階段上の椅子に整列。
ナースキャップも慣れるまでは被るのがほんと難しかった💦

さらに――
ノーメイク、前髪は眉上かピンで固定、髪はお団子にしてネットでまとめる。
爪の白い部分が見えたらアウト。
靴下は白、くるぶしが隠れる長さ。
実習服はアイロンをかけて清潔に。

これができていなければ演習室から追い出される。
授業が始まると、複数の教員が怖い目つきで一人ひとりをチェック👀
あの緊張感、今でも忘れられない。

まるる

👉次回 第17話 学内演習

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