第24話 復学息子とチャリンチャリン通学路

息子のこと

春、息子が復学

4月、息子が復学。
一つ下の学年の子たちと同じクラスになった。
もちろん、知ってる子は誰もいない。

母としては正直、めちゃくちゃ心配。

👩「学校、楽しい?」
👦「楽しい」
👩「友達できた?」
👦「まだ」

学校では、元々同学年だった友達(通称:お兄ちゃん)と会った時は話してるみたい。
でも教室では誰とも話していないと。

👩「挨拶とかせぇへんの?」
👦「してない」
👩「なんで?」
👦「急にオレから話しかけたら変やん?」

一日中、誰とも話してないヤツの方がよっぽど変やけどな……
と心の声を、はっきり口に出すわたし。

👩「だいたい、1年生から上がってきた子らは、留年生に話しかけにくいやん。
しかも、話す必要性もないんやし。だから自分からいかな!」
👦「いや、その時期じゃない」
👩「何ヶ月も経って急に話しかけられる方が変やしなー」
👦「オレも考えてるから」


息子は、コミュ障の道を突き進むらしい。
というか、息子はそうだった。
いつだって他人より遅めのマイペースだった。

四月の終わり

👦「今日、挨拶してくれた子がいてん。」

ちょっと嬉しそうに報告してきた。
びっくりして「うっす」だけ言ったらしい。

……おい息子。
どうせ留年してるんや、2枚目キャラは通用せん。
もっと明るくいけ。

でも、そこから少しずつみんなと話すようになったらしい。
まあ、専ら“話しかけられ待ち”やけど。コミュ障やもんな。

クマ出没🐻

家から学校まで徒歩20分。息子は運動もかねて歩いて登校。
そんなある日、学校からメール。

「ツキノワグマ目撃情報」

え、めっちゃ通学路やん。
そういえば最近、小学生たちがチャリンチャリン鈴鳴らして歩いてる。
通学時になると、あっちもこっちも鈴が鳴ってる。

「息子も買わな!」ってことでネットで調べてみたけど、まあまあ高い。
もしかして100均にあったり……あるんかーい!
すぐに購入した。

通学のリュックに鈴をつけて、チャリンチャリン。
結構音が大きくて、家の中にいても
「あ、帰ってきたな」ってわかるレベル😂

学校で教科書を取ろうとしても
チャリン!チャリン!

👦「鈴、外したい」

外でのクマ除けなので、室内ではかなり大きい音がする。
学生はほとんどが寮生なので、寮から教室までは学校敷地内移動。
息子以外は鈴をつけていないそう。

鈴は通学時だけでもいいよと言ったが、
👦「どうせ外したらつけるの忘れる」
と珍しく自己分析を正確にしているではないか。
自分に諦めた息子は、ずっと鈴をつけている。

クマ対策の勉強

息子は都会育ち。
「クマに出会ったらどうするか」を二人で調べた。

  • 走らない
  • 後ずさり
  • 腹ばいで頭を守る

「OK、理解したな!」と確認。

そしてニュースにびっくり

後日、「小学生がクマに引っかかれた」というニュースが流れた。
しかも家の近所も近所。まじか。徒歩、危なすぎやろ。

「せめて自転車で行きなさい」と伝える。
徒歩よりはマシ?ワンチャン逃げられるかも。

近くの交番のお巡りさんが巡回してきたとき、困っていることはないか聞かれたので、
「クマ怖いです、子供が怪我したんですよね?」と話したら――

👮‍♂️「あれ、子供の嘘だったんです。親をびっくりさせようと思ったらしくて。
結構、大問題になりました。
クマは、ずっと裏山に住んでますから。昨日も交番の横まで来てましたわ。
それより、猿ですよ!ドア開けて家の中まできますからねー」

おい、田舎の子供の嘘、怖すぎるやろ。笑えん。
あとクマより猿ってなんなん。

クマよりも、息子の“人見知り”の方が手強いかもしれん。
まあ、どっちも気長に向き合うしかないか。

まるる

🐸 次回 息子、留守番大作戦 🐸

🐸これまでのお話を見る

コメント

タイトルとURLをコピーしました