第28話 実習

息子のこと

1週間に一度ある実習の授業。この日は朝から作業着で登校だ。
学科ごとに色は違うけど、息子の学科はダンボールみたいな色で、私はけっこう好き。“ザ・作業着!” という感じ。

ふと気づいた。
——そういえば、この作業着、一度も洗ったことがない。

👩「作業着って汚れへんの?」
👦「汚れるで!削った屑とか飛んでくるし」
👩「いや、洗った記憶ゼロやけど?」
👦「あんなん洗わんやろ?傷むやん」
👩「……は?」

1年生から実習はあるのに 一度も洗ってない と。
(1年の時は寮に入っていたので、私は洗濯事情を知らない。)
臭わなかったのが奇跡すぎる。洗ったらめちゃくちゃキレイになった。
以来、毎週私が洗濯している。(当たりまえ!)

🔧 実習そのものは楽しそう

実習は班ごとにローテーションしながら行われ、旋盤、フライス盤、マシニング、溶接……と専門的すぎて私は何回聞いても覚えられない。

息子いわく、実習の中では溶接が得意らしい。

こういう作業は高専ならではで、母としては嬉しい限り。

🎒 朝から事件だらけの実習の日常

ある日の朝。
コーヒーでも飲もうと思っていた8:20、突然電話。

👦「お母さん!実習の帽子がない!持ってきて!」
👩「……はいはい」

家中探しても見つからない。
無いって言っても、もう一回探せと言ってくる。

絶対に無いところまで確認した。
……無い!

なんでも他人事のくせに、珍しく息子は焦っている様子。

結局、友達が忘れ物ボックスから見つけてくれたらしい。

👦「ほんま友達、神やわ!ゴッド!」

息子から母へのお礼?謝罪?
もちろん、ない。期待もしていない。

さらに別の日。

👦「行ってきまーす!」
と実習着でご機嫌に登校しようとした息子。
お弁当だけはしっかり持っている。

👩「実習の荷物は?」
👦「ん?あ……」

——実習バッグ、まさかの置き去り。
何しに行くつもりですかー?

ほんとに手のかかる息子である。

🧪 実習の日常はこんな感じで、毎回なにかしら起こる

そして実習そのものより大変なのが……レポートである。

📚 そして本番は“レポート地獄”

実習は2週で1項目。そしてそのたびにレポート提出。

これが、息子にとっては試練そのもの。

  • 指示された形式に沿わない
  • 指摘された箇所を訂正しないまま再提出
  • 次のレポートでも同じ間違い
  • 表紙を間違えて「表紙間違えました!」と堂々と提出
  • 手書きの名前だけ注意されるほど汚い
  • 中身を上下逆に閉じて提出

……息子よ、雑の才能が豊かすぎる。

あまりの酷さに、レポート提出前のチェックリストを作成して部屋に貼り付けた。
1回目提出時はこれを見て自分でチェック。
再提出になった場合は、提出のたびに私と一緒にチェック。

本当に手のかかる17歳だ。

まるる

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