第6話 高専の入試って(番外編)

息子のこと

今回はちょっと説明多めの番外編。


📝 高専の入試方法

息子の受験した高専には、大きく分けて2つの入試方法があった。
1. 特別選抜(いわゆる推薦入試)
2. 学力検査選抜(5教科の入試。教科ごとに配点のウエイトあり)


🔹 特別選抜の2種類

① 地域創生型
② 一般推薦型

息子の受験当時の情報はこんな感じ👇


① 地域創生型

  • 中学3年間の成績が「5段階で108(平均4)以上」で出願可
  • 入試は12月、当日は面接のみ
  • 面接は2種類
    • 一般面接:希望学科のアドミッションポリシー(HP上で公開)について
    • 地域面接:どんな活動で地域に貢献できるか

② 一般推薦型

  • 成績優秀なら出願可(内申点の目安なし)
  • 入試は1月上旬
    • 面接+3教科(英語・理科・数学)
    • 各10分×3教科=合計90点満点
    • 内容は、文系の私から見ても「そこまで難しくない」レベル

①で不合格になった場合は、②を再度受験できる仕組み。


📊 合格の仕組みと出願

学科定員40名のうち、当時は①②あわせて約60%(24名)が合格。
私の勝手な読みだが、①の志願者が24名以内なら全員合格。
不足分を②で補うはず!

出願期間は1週間。HPでは毎日、出願者数が更新される。
私は祈るように画面をチェックしていた。結果、息子の学科は……24名以内!
「勝った!」と思ったけど、もちろん確証はない。油断は禁物。


🎄 入試当日(クリスマスイブ)

車でも行ける距離だったが、何があるかわからないので電車で前のり。
駅弁を買い、1日数本しか走っていないかっこいい電車に乗った。

現地に着くと雪がうっすら積もっていた。電車にして本当によかった。
……と同時に、むちゃくちゃ寒い!

夜は息子と焼き鳥を食べ、ホテルの大浴場でパワーチャージ。翌朝、ホテルからバスで学校へ。
保護者は教室で待機、受験生たちは面接会場へ。人数が少ないので、あっという間に終わった。

「どうだった?」と聞くと、息子:「アドミッションポリシーうろ覚えで、なんかあやふやに答えた」
……せっかくの推薦なのに!?家に帰り着くまで、私は当然ブチ切れ続けた。


✅ 合格通知と結果

数日後、HPに合格者番号が掲載。さらに「合格内定」の通知が郵送された。
(この段階では正式な合格ではないらしい。息子の素行が問題だったわけではない、念のため😅)

その後、一般推薦終了後に正式な合格通知が到着。
結果は――合格!綱渡りだったけれど、無事に高専生になれることに。しかも、一番理想的な形で決まった。


📌 学力検査の保険

ちなみに、推薦に落ちた場合に備えて中3の秋に「五ツ木・京都模試」も受けていた。
通知表には「2」もあるし、正直ボロボロだろうと思っていたら……結果はまさかの好成績。
「これは推薦がムリでも学力検査で勝負できる」と確信できた。息子が高専を本気で目指す後押しになったのだ。

私立中学に通わせて続けていて本当に良かった。


📅 入学前説明会

入学前説明会は、息子がシンガポール研修旅行中だったため、私は夫と2人で参加。
流石に実習服の採寸までは肩代わりできなかったが。。

まるる

👉次回 高専生になった息子

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